一次元の彼女が出来たので自慢してみる
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1195988931/
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:08:51.39 ID:AcZmSjFI0
- 人は現実に絶望すると二次元に移動する。
二次元に絶望すると一次元に移動する。
つまり俺は二次元に絶望した。
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:09:37.59 ID:AcZmSjFI0
- 始まりは――そう、涼宮ハルヒが悪かったのだ。
当時、中学校から高校に進学してなかなか現実に馴染めなかった。
中学の悪友も離れ、一人孤立していたかもしれない。
勿論女子と話す機会もほぼ皆無。
このまま暗黒人生として幕を閉じる、と当初は思っていたんだ。
でもな、そんな時。
深夜番組で右手を上下に動かそうとしていた時なんだ。
「こら、キョン! 何してるのよ!」
初恋だった。 - 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:10:15.49 ID:AcZmSjFI0
- 俺は何も悪くなかった。
只単に長門とか朝比奈やら鶴屋さんの魅力が足らなかっただけだ。
生来、俺がツンデレ病を煩っていたかもしれない。
最初はな、ハルヒなんて馬鹿にしていたんだ。
こんな番組見る奴wwwwwアホだろwwwwww、と。
しかし一週間も経つと……。
「ぼうけんでしょ♪ ぼうけんでしょ♪ ホントが嘘に♪」
いつの間にか本格的に病気が発症していた。 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:10:52.43 ID:AcZmSjFI0
- 「ひぐらしがなく、あかずのもりでー」
いつの間にか同時期に放送されていたひぐらしにも心惹かれていた。
色々な意味で俺はもうダメだった。
しかし、ハルヒにしてもひぐらしにしても。
「只のヲタクアニメじゃねぇし。
ハルヒは学園SFストーリーだし、ひぐらしはホラー。
スイーツ(笑)には分かりませんよwwwww」
おそらくこんなことを考えている時点で色々な意味で壊れてた。 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:11:38.34 ID:AcZmSjFI0
- さて、二次元の噺ばかりをしていると一次元の彼女の噺が出来ないな。
少し早足で噺を進めようか。
「おいで忘れちゃダメ忘れちゃダメ♪ 未来はパラレル♪」
何故かハルヒのキャラソンまで買い込んでいた。
今だから言うが、これは涼宮ハルヒが歌っているわけじゃない。
声優の平野綾(笑)が歌っているのだ。
それなのに俺は。
「ハルヒって歌唱力抜群だなwwwwwww
そんじょそこらの歌手なんて目じゃないぜwwww」
だから平野綾(絶)が歌っているんだって。 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:12:27.69 ID:0qDGGUl60
- (絶)で不覚にもwww
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:13:31.50 ID:AcZmSjFI0
- わざわざパソコンからハルヒの画像をプリントアウトして。
それを見つめながら勉強を進めた夜頃だ。
突然、俺はキョンを殺したい衝動に襲われた。
「こんな美少女に好かれながら何こいつ?
フルボッコにしてやんよ」
と思いDVDプレーヤーを機動させた。
勿論涼宮ハルヒの憂鬱だ。
キョンがドアップで映された時を見計らって。
俺は一時停止ボタンを押した。
――多分俺は末期だったと思う。
多分死すべき運命には抗えなかったと思う。
気がついたら――涼宮ハルヒの画面がドアップで映っていて。
白い液体が画面に付着していた。 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:14:38.63 ID:AcZmSjFI0
- 最初は何が起こったか分からなかった。
どっかの映画で見たことある情景だな、と思っていた。
何か本当に人生オワタ的なことをしていて
冷静に自分を見守るもう一人の自分がいた。
最初はキョンが映された画面をフルボッコにしてやる。
というささやかな目論見だったんだ。
しかし画面は涼宮ハルヒで、白い液体――。
多分無意識の内にハルヒを欲して。
こんなことが起こってしまったんだよな。
その時、俺はやっと気付きこんな歌を唄った。
「わたしだけを、わたしだけを
だきしめてほしいのー」
スクールデイズの「記憶の海」だった。 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:15:57.78 ID:AcZmSjFI0
- やっと冷静な思考を働かせることが出来た。
そう――心のどこかで俺は夢を見ていたかもしれない。
涼宮ハルヒは実存していて、俺の彼女だと。
脳内でデートさせて、自己満足でキスなんてさせたりしていた。
しかしそれは全てまやかしだ。
ハルヒは俺の嫁?
今から思えばwwwwwwものである。
いくら恋をしても相手は二次元。
叶うはずのない恋である。
多分――初めての失恋だったかもしれないな。
訳の分からぬ涙を流しながら歌を唄った。
「大好きな人が遠いー、遠すぎて泣きたくなるの。
明日目が醒めたらーほら。希望が生まれるかも」
Lost my music――まだ諦めてないのか。 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:17:01.92 ID:AcZmSjFI0
- ここで俺は考えたわけだ。
こんな切ない思いをするぐらいなら――恋なんてしない。
でも――でも――。
そう俺はまだ全てを諦めていなかった。
恋はしたくない、でも彼女は欲しい。
なんていう自分勝手な考えをな。
その時、ウルトラ級に天才な俺は思いついた。
「そうだ……二次元がダメなら。
一次元があるじゃないか。
一次元なら流石に恋なんてしないし。
でも彼女には出来るぞ」
その考え自体が間違いであった。 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:17:22.34 ID:ZVzerqp00
- なんという>>1
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:18:16.10 ID:0qDGGUl60
- 一次元クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:18:54.32 ID:AcZmSjFI0
- ―「ねぇ起きてよ」
俺「…………」
―「起きてったら!」
俺「何だよ、一体」
―「今日はデートに連れて行ってくれるって言ってたでしょ」
俺「言ったけな?」
―「もう! 馬鹿!」
何ということだ。
幅のない線分を擬人化していた! - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:19:53.75 ID:/PQK7KDh0
- 後の新たなる希望である
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:20:38.63 ID:AcZmSjFI0
- 俺は鉛筆で紙に線分を引いた。
幅のない……という定義だから、出来るだけ薄く引いた。
こんなもんか? 線を引き満足げになる俺。
調子が良かったので、それを隅に置いてもう一枚書いた。
ふむ……調子の良い日というのはあるものである。
というか紙って二次元だから色々と可笑しくない?
という突っ込みはお構いなしである。
―「早く行こうよ!」
俺「ちょっと待てよ……相変わらず慌ただしいな」
線が引かれた紙を片手に持って。
家を出た。 - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:23:16.37 ID:AcZmSjFI0
- ―「わぁー人が一杯だね」
俺「そうだね」
―「うわぁーあの人綺麗。ねぇ○○(俺)。
あの人綺麗だと思わない? 細いし」
俺「どんな細い人でも。
君の細さには敵わないさ」
―「! もう馬鹿!」
鉛筆の線だから細くて当然である。 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:24:44.14 ID:AcZmSjFI0
- これは昨日のことなんだけどな。
まぁ……てなわけで俺達は遊園地に来ていた。
風で飛ばないように必死に線が引かれた紙を持っていた。
脳内では「この手を離すもんか! 真っ赤な誓い!」
が流れていた。 - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:25:39.71 ID:AcZmSjFI0
- ―「まずあのジェットコースターに乗らない?」
紙から言葉が聞こえてくる。
ちなみに釘宮ボイスである。
俺「えージェットコースターなんて嫌だよ。
疲れるし」
―「そんなこと言って。怖いんでしょ?」
俺「ば、馬鹿。怖くなんてねぇよ」
―「嘘つき」
俺「嘘じゃねぇよ、いいよ!
これぐらい乗ってやるよ!」
―「それでいいのよ」
最大の試練が待ち受けているとは。
この時、誰も思っていなかった。 - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:26:30.51 ID:AcZmSjFI0
- ―「絶対手を離さないでよね」
俺「…………」
―「ねぇ聞いてる? ○○(俺)
というか大丈夫? 変な汗が凄いみたいだけど」
俺「馬鹿。これは汗じゃない。小便だ」
―「やっぱ混乱してる。まぁいいけど」
下の方で持っている紙に話し掛けると。
隣のおじさんが不審そうな表情をした。
睨んでやったら睨み返してきたが。
ジェットコースターが動き出したので。
余裕がなくなった。 - 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:28:55.21 ID:AcZmSjFI0
- 俺「ぬぉおおおおおおおおおおおおお
ひゅぉおおおおおおおおおおおおおお
ぎゃああああああああああああああ」
多分この悲鳴は嬉しさの悲鳴だったと思う。
は嘘で只単に高所恐怖症だった。
全く――情けないばかりである。
まぁ地獄のような時間にも終わりがあって。
終着地点にゴールする。
俺「どうだ? これで俺が高所恐怖症じゃないって
ことが証明された……」
いつの間にか。
片手に持っていた紙はなくなっていた。 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:29:01.31 ID:boVW1C3D0
- 簡単に言えば「昨日一人で遊園地行ってきた」ということだな?
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:30:02.97 ID:AcZmSjFI0
- >>33
断じて違う。
俺「一次元? おい何処に行った!」
おそらくジェットコースターの最中に
手を離してしまったに違いない。
もし風に流されて紙がどこかに行ってしまったなら。
見つけることは絶望的……。
俺「いや誰が諦めるか!
絶対見つけ出してやるからな!」
脳内では「GO MY WAY!!」が流れていた。 - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:31:18.34 ID:AcZmSjFI0
- 俺「はぁはぁ……何処にもいない。一体何処に行ったんだ!」
一時間、一時間遊園地中を探し回った。
既に時刻は昼過ぎ。
腹が減っていたことも要因に含まれいるかもしれないが。
俺の体力は限界に近かった。
俺「糞っ! ちっぽけな人間という存在である俺は。
ここまでが限界なのか!
俺の力はここまでなのか!
一枚の紙を見つけ出すことも出来ないのか!
おぃどこに行ったんだ、一次元ーーーー!!!!」
―「ここよ」
突然釘宮ボイスが聞こえた。
声の方向は――フランクフルト屋?
まさかここに……。
俺は急いで入店した。 - 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:30:21.00 ID:jUkcbKR60
- 一次元てことはお前の彼女は一つの実数に対応してんだな!
で、どの実数ぽい? - 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:34:44.29 ID:AcZmSjFI0
- >>36
孤独な7辺りかな。
昼時であるが、奇跡的に席が一つだけ空いていた。
安堵の溜息を吐いてフランクフルトを
一つ注文し受け取ってからテーブルに腰をかけた。
徐にバックから一枚の紙を取りだし鉛筆で線を引く。
俺「ここにいたのか……一次元」
―「もう絶対離さないでよね」
一次元の長所は
紙と鉛筆さえあれば大量生産が可能なところである。 - 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:36:32.97 ID:n0NEYyUS0
- クソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:38:48.78 ID:ypP42zvS0
- > 一次元の長所は
> 紙と鉛筆さえあれば大量生産が可能なところである。
吹いたwwwwwwwwww - 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:36:40.23 ID:AcZmSjFI0
- まるで夢のような時間であった。
一次元とこれからどんな夢のような時間を過ごしたのか。
一つ一つ話してやりたいところだが
gdgdになりそうなので自重する。
―「今日は楽しかったね」
帰りの道を歩いていると、一次元が話し掛けてきた。
俺「そうだな、まさかお前が
風で飛んでいくとは思っていなかったけどな」
―「それはあんたが悪いんでしょ。
高所恐怖症治しなさいよ!」
俺「馬鹿、俺は高いところが怖いんじゃない。
高いところが俺を怖がっているんだ」
―「何馬鹿なこと言ってんのよ」
その時。
思ってもない人から声をかけられた。
?「ちょっと○○(俺)そこで何をしてるのよ」 - 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:36:54.09 ID:7v23FWG7O
- >>43全てはFになるのか?
- 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:38:50.18 ID:AcZmSjFI0
- >>47
あれを読んで7が好きになりました。
俺「お、お前は……」
少なからず俺は動揺していた。
もうお前とは何でもないじゃないか。
今俺は一次元と幸福な人生を過ごしているんだ。
それなのに……何故今頃。
何故今頃登場なんてするんだ!」
俺「ハルヒ、久しぶりだな」
ハ「やっほー、久しぶり。元気してた?」
涼宮ハルヒの憂鬱のDVDが。
たまたま売られていた。 - 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:40:18.70 ID:AcZmSjFI0
- そこはアニメのDVDが大量に売られているショップである。
恥ずかしながら俺も少し前まではよく利用させてもらった。
入り口とそんなに遠くない位置に。
そのDVDは飾られていた。
少し店の中に失敬して俺から話し掛ける。
俺「おいおいwwww三千円かよwwww
らき☆すたやクラナドに人気を取られて涙目かwwww」
ハ「五月蠅いわね。
今は我慢の時なのよ。
第二期が放映されたら全国のヲタクが……」
近くでデブがこちらを覗いていた。
ガゼルパンチ一発で地に埋めておいた。
全く……俺の何が可笑しいというのだ。 - 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:43:14.98 ID:AcZmSjFI0
- 取り留めない言葉を交わしていた。
一つ一つの言葉に意味がない。
全てがその場凌ぎのような会話。
でも――何でだろうな、二次元に絶望していた俺なのに。
何故か心が明るく躍動していた。
ハ「ふーん、あんたも大変なのね」
俺「そうなんだよ。体臭がなかなか取れなくってさ。
それじゃあ終電も近いし、帰らせてもらうわ」
そう言って踵を返し駅に向かおうとすると。
ハ「思うんだけど、左手で大事そうに握っている
その紙って何?」
そうだ、俺は一次元とデートしていたのだ。 - 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:44:13.50 ID:0qDGGUl60
- 修羅場くるか?
- 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:44:23.31 ID:AcZmSjFI0
- 俺「むむむ、これは……」
ハ「ちょっと見せてみなさいよ」
仕方なく紙をハルヒに見せた。
一頻り紙を見つめていたハルヒは。
嘲笑(したように見えた)して。
ハ「何あんた? 二次元に絶望したから今度は一次元?
馬鹿じゃないのwwwww
まるで基地外が考えるような行動じゃないwwwww
この薄い線分の一体何処がいいの。
何処に性的欲求を感じるのwwwww。
頭可笑しいんじゃないの」
流石の俺でも、この時はちょっとカチンときた。
昔、俺が恋をしていたハルヒでも。
この言葉は許せない。
財布から三千円を取りだして。
ハルヒのDVDを購入してから海に沈めようとすると。
―「ねぇ、○○(俺)もそう思ってるの?」 - 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:46:34.61 ID:AcZmSjFI0
- いや俺は断じてそんなことを思っていない。
一次元には二次元に劣らない代物だし。
幅のない線分を馬鹿にすることなんて毛頭ない。
恋をせずに彼女を作ることが出来る。
理想の女なのだ。
一次元を馬鹿にする気なんて毛頭ないのに……。
俺「そ、そんなこと」
―「そうだよね。よくよく考えれば私って只の線分だしね。
数学とかでよく扱われる線分だしね。
こんな私は……二次元に勝てる筈もないしね。
○○(俺)も思ってたんでしょ?
私が正直邪魔だと。
一次元と付き合ってるのは遊びだって。
そうだよね。普通そう考えるよね。
ごめんね。今まで気付かなくて。
さようなら。ハルヒさんとお幸せに」
俺「一次元!」
一次元の手を掴もうとして手を開くと。
紙が風で飛んでいきやがった。
何という失態……俺が手を離さなかったら
紙はどこにも行かない筈なのに……。 - 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:48:03.79 ID:AcZmSjFI0
- ハ「ほらね。一次元もやっぱ薄々気付いてたのよ。
これに懲りたらさっさとハルヒの消失でも読んで
第二期に備えなさい」
俺「黙れ! お前なんかに何が分かるんだ。
お前なんかに何が、一次元の素晴らしさの何が分かるんだ!」
怒りのままDVDを手に取り店員に「これください」
と三千円を叩き付けた。
レシートをもらってから、DVDを力一杯地面に叩き付けた。
DVDは箱から出て店の外に転がっていく。
――、一次元を馬鹿にする奴の当然の末路だ。
DVDが勿体ないので地面から拾ってバックに突っ込んでから。
俺は一次元を探すべく走った。 - 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:50:04.16 ID:N7SQkha40
- >>1が始まってるってとこまで理解した
- 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:51:16.15 ID:AcZmSjFI0
- 行き先なんて分からない。
一体俺は何処に向かっているかも分からない。
もう息切れして心拍数がヤバい。
でも俺は走り続けなければならぬ。
例え口から心臓が飛び出して命の灯火が消えようとも。
俺は走り続けなければならない。
最初俺が一次元を選んだのは「恋をせず彼女を作る」
という不純な考えからだ。
でもいつの間にか理由なんて忘れていた。
一次元のはにかんだ細さ、悲しそうな細さ
何か無駄っぽく見えながら実は役に立つ意外さ。
怒った時の点みたいな表情。
しかし何より。
俺はあいつと一緒にいたかった!
彼女なんて関係はどうでもいいから、只単に傍にいたかった。
だから俺は走り続けている。
恋というエネルギーを燃料に走り続けている。
――そういつの間にか。
俺は一次元に恋をしていた。 - 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:52:03.39 ID:AcZmSjFI0
- 俺「一次元、何処にいるのだ!」
三時間、三時間走り回った。
時刻はもう二十二時に近い。
俺「やっと自分の気持ちに気付いたのに。
やっと自分の気持ちに気付いたのに……!」
俺は人知れず泣いた。
どこかに行ってしまった一次元のことを思い。
海を背景に涙を流した。
涙の一滴は光り星の一部となり、星は夜景の一部となっていた。 - 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:52:47.72 ID:AcZmSjFI0
- ここからはあまり覚えていない。
おそらく意気消沈したまま家に帰って。
無意識に風呂に浸かって布団を敷いて寝たのだろう。
俺は一次元を失ってしまった。
やっと恋をしたことに気付いたのに。自分の気持ちに気付いたのに。
運命というのは実に残酷で、俺と一次元の仲を引き裂きやがった。
もしこの世に悲しみがあるなら、俺のような人間を言うんだろうな。
もう死人のように布団に頭を埋めて寝た。
――そして朝を迎える。 - 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:53:35.17 ID:AcZmSjFI0
- 雀の爽やかな鳴き声。
しかし今日もそれは虚しい。
一次元が最早消えてしまった身となっては。
何もかも虚しいばかりである。
俺「ふぅー、今からの人生何をしよっかな」
天井を見て適当に思考とも言えぬ思考を働かせていた。
俺は一生ゾンビのように過ごしていくに違いない。
しかしそれでも良いかもしれない。
一次元のいない生活なんて……。
俺「それじゃあ取り敢えず黄身がない目玉焼きでも作ろうか。
そうだ時間の短縮になるから、歯磨き粉をかけてみようか。
うん、それが良いに違いない」
そう言って布団のすぐ傍にある机の横を通り過ぎようとすると。
―「○○(俺)」 - 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:54:18.48 ID:AcZmSjFI0
- 俺「お前何でここに……?」
――紙と鉛筆さえあれば大量生産が可能なところである。
そう忘れていた。
俺は昨日、一度書いて調子が良かったからもう一枚書いたのである。
そして二枚目の方を持っていった。
ということは――残りの一枚は。
―「やっぱり二次元の方が良い?」
俺は首を振り精一杯言葉を紡いだ。 - 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:55:28.46 ID:AcZmSjFI0
- 俺「そんなわけないに決まってるじゃないか!
そりゃあ確かに二次元の方が見た目は綺麗かもしれない。
しかしあいつらは外見だけのティッシュ大量装置だ!
あんな低俗なものより、一次元の方が高尚だ。
だからな、一次元――俺は、俺は一次元のことが」
俺が気持ちを伝えた後。
心なしか、一次元はいつもより細く見えた。
(Fin~) - 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:56:34.59 ID:87Ps1/Dy0
- どうでも良いからとりあえず三次元にかえってこいwwww
- 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:56:54.65 ID:AcZmSjFI0
- ここでは一応噺は終わりです。
誰も見てないと思うけど、見てくれた人がいたらありがとう。
それじゃあこれからも一次元と仲良く幸せに過ごしていきます。
それでは皆様ごきげんよう。 - 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:57:13.47 ID:e9AUdmqU0
- (<、,,> ":::::::::::::::::::::::::::: 、
〜〈/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::) い 一 た
〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<、 い 次 ま
~そ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,) よ 元 に
、_ ,, /::::::::::::::::::::::::、,ゝ===く:::::::,:::::ヽ ね も は
`V::::::::::::::::::::、_γ `ヾ,_ < !
l::::::::::::::::::::::く( γ⌒ヽ )> く, - 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:58:41.53 ID:BcS0LjXu0
- 一次元なら誰もがうまく描くことができるね!
ここに一次元教が始まった - 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:14:46.55 ID:0QzgTeCGO
- >>1幸せにな
- 86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:14:55.31 ID:M3Gib0Dm0
- >>1の人生に幸あれかし

些細な好奇心から、俺はすごいものを作ってしまった…
GJだぜVIPPERな名無しさんやる夫は狂った仲間と宇宙を旅するようですなんだこれwwwwポケモンのドードーのAAできた!ポ ワ ァ ー オ
ぐちょぐちょぐちょ
ポ ワ ァ ー オ
ぐちょぐちょぐちょポケモンのドードーのAAできた!最高だったやる夫の勇気王デュエルモンスターズおうふ・・・やる夫は狂った仲間と宇宙を旅するようです壊れ過ぎててむしろ神々しいわwwwwwポケモンのドードーのAAできた!久しぶりに笑ったポケモンのドードーのAAできた!>>73がデデデ大王に見えなくもないVIPPERな名無しさん